先進医療特約は本当に必要な保障なのでしょうか?

6.先進医療特約は必要なのか

先進医療は保険適用外なので、何百万円もの自己負担が発生する可能性があります。

こう書くと心配になりますか?でも大丈夫です。医療保険に先進医療特約を付ければ、先進医療にかかった費用を保険でカバーできます!


というのが保険営業の現場でよく話されるトークです。

確かに先進医療は保険適用外で多額の費用がかかる心配があります。ガン治療で行われる重粒子線治療の場合、費用は約300万円と非常に高額です。健康保険が効かないので、高額療養費制度の対象にもならず、全額自己負担です。

しかし、先進医療での治療は実施できる医療機関も少なく、それほど多く行われている治療ではありません。重粒子線治療で言えば、年間557件(平成18年7月1日から平成19年6月30日)と、ガン患者の数から見れば決して多いとは言えません。

また、先進医療の中でも数万円程度しかかからない治療も沢山あります。全ての先進医療が高額なわけではないのです。さらに現在は先進医療として健康保険適用外の治療行為も、今後、健康保険適用内になる可能性もあります。実際、

先進医療特約は医療保険にプラス数十円から数百円で付けられる特約です。300万円の保障がたったそれだけの保険料で得られると考えればお得な特約かもしれません。50年間毎月100円支払っても6万円です。

逆の考え方をすれば、それくらいの保険料で済むほど請求されることの少ない保障とも言えます。死亡保険で60歳まで300万円の保障を得るためには毎月1,000円は保険料がかかるでしょう。それよりも保険料が低いということは、60歳までに死亡する確率より、高額な先進医療を受ける確率は低いと保険会社が考えているということです。

先進医療特約は、保険会社の営業ツールとしては非常に優れています。冒頭の説明を聞けば少なからず不安に思い、先進医療特約目当てで医療保険に加入する人が多いでしょう。

当サイト管理人の考えとしては、医療保険にもともと加入するつもりなら先進医療特約を付加してもいいと思います。保険料と保障内容を見ればお得な面の多い保障です。しかし、医療保険には加入しないつもりだったのに、先進医療特約のためだけに加入するのはもったいないのではないかと考えています。

先進医療特約は使う可能性が非常に低い特約です。あくまで医療保険の目的は通常の医療費や所得補填です。保険加入はよく考えた上で、判断しましょう。



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